「半田付け」の手法

12月 15, 2017
tec

プリント板のはんだ付け作業を担当しています。

長くこの仕事をしていますが、作るプリント基板の様子も随分と変わりました。
特にプリント板と部品のサイズは小型化が進み、現在では顕微鏡ではんだ付けする
ものがほとんどです。

ただ全く変わっていないものが「半田付け」の手法で、
長い歴史上、これに取って代わる技術も無いのが現状です。

ところで半田付けっていつからあるんだろう?と思い、PC(ウィキペディア)
で調べてみたら、

何と、下記のような事が記載されておりました。

・紀元前3,000年頃には半田付けが存在していた痕跡がある。
・ツタンカーメン王の墓からも半田付けを使った装飾品が出土されている。
・ギリシャローマ時代には水道配管を錫-鉛はんだで接合していた。
・中国では紀元前300年頃の壺にはんだ付けがされていた。
・日本では平安時代の文献にはんだ付けの記述がある。
考えもしなかったとてつもない古い歴史に驚きます。
因みに「はんだ付け」の語源も不明で、考えられるところは、以下の
様なことらしいです。

・はんだの主な成分の錫が多く取れるマレーシアの磐陀(バンダ)が語源。
・福島県にある半田銀山から引用。
・手(ハンド)から由来
・成分が錫・鉛がほぼ半々なので「半々だ」・・が訛った。

不明なところだらけの上に今の最先端技術があるんですね。

製造部 S