技術者として

12月 18, 2017
tec

先月になりますが協力会社の知人が他界されました。
突然の事で大変驚いたと共に、多くを考えさせられる出来事でした。
お付き合い当初から、分け隔てなく接して頂き、知識・経験も
豊富な方で、多様な事をご教示頂き感謝するばかりです。
彼の知識・経験は次の世代に残せたでしょうか?
同世代の一人として深く考えさせられます。
技術の進歩・素材の向上・ツールの発達など、日々発展する中、
技術者はそれらを咀嚼し・吸収し・知識とし・展開させる武器(スキル)にします。

良い時・悪い時の経験を知恵として、これも武器にしていきます。
「武器を引出しに入れ」必要とされる場面で「小出し」し展開します。

人を、「センスが良い・悪い」という良く分からない基準で分けたりしますが、
武器の量が「センス」の差なのかなとも思います。
技術が進歩しつづけ求められる「センス」も目まぐるしく変わる中、
技術者として集めてきた「武器」の必要・不必要を適切に分け、
今後も必要であろう物を、どう残すか。
どうやって伝えていくか。
今回の件で今後の課題が増えた気がします。
年の瀬、今年の反省や将来への抱負を考える機会が多くなり、
自分の健康に加え、様々な事を考えさせられる出来事でした。
技術部 Z